第60回道徳教育研究会での学び
第60回道徳研究会「道徳教育の充実を目指して」に参加してきました。
二宮金次郎七代目子孫、中桐万里子さんの講義は「心田(道徳)耕す生き方の極意〜二宮金次郎からのメッセージ」というテーマで学びました。
二宮金次郎の銅像をご覧になることがあるかと思いますが、感動したのは、銅像の足です。
「一歩前に」ということがよく表れていることがわかります。
金次郎が持っているのは本ですが、大人になった金次郎は本を読むのをやめたそうです。本ではなく、自分の中に答えがあると思い、ノートと日記とメモ帳を持つようになったそうです。
金次郎の生き方は、とても勉強になりました。もう一つ心に響いたのは、自己犠牲は美徳ではないということです。自分は軽い存在ではない、一生懸命に育ててくれた人がいるから生きているんだということを忘れてはいけないと仰っていました。
また、鎰廣修さんの講義では、「深い思いやりの心をもとめて」というテーマでお話をしていただきました。
相手の幸せを願い、子どもを感化する教育者になってほしいと伝えてくださりました。
思いやりと利己心は、誰にでももっているかと思います。2つの心を同時には使えないので、思いやりの心を大きくしていきたいと思いました。
正解がないことだらけの世の中で、子どもも大人も迷います。その中で、考えて考えて、出した答えを信じたらいいのだと教えていただきました。
今、考え議論する道徳が大切だとされています。何度も対話することを通して、本来の思いや願いに気付けるようにするのだとわかりました。
常に愚かさをもっている、なのに一生懸命に生きている、その姿が愛おしいのだとも話しておられました。
さて、、自分の思いや願いは何だろうか⁉️
願いの実現に向かえているだろうか⁉️
…自分自身に問い返し、日々振り返りながら、一歩を進めていこうと思います。